小木地区小比叡の蓮華峰寺境内に建立されている。慶長14年(1609)の造営で、三間堂宝形造、栩葺である。頭梁は富田助右衛門、大工が水田対馬守政次で、ほか16名の工匠が関わる。この中には羽茂の工匠も含まれている。
小木地区小比叡に建立されている。拝殿は桁行5間、梁間3間、寄棟造平入、茅葺で、建築年代は1600年代前半と推定されている。
真野地区阿佛坊の妙宣寺境内に建立されている。文政8年(1825)に本間茂三右衛門によって造営されており、婿養子である中川金蔵と親子2代にわたって造営したと伝わる。櫓工法の五重塔で心柱は懸垂式であるが、心柱が水平材により固定される五重塔は他に例がなく極めて特異な工法を用いている。
真野地区国分寺の国分寺境内に建立されており、桁行5間、梁間4間、寄棟造平入、茅葺である。棟札には寛文6年(1666)、工匠は「大工藤原朝臣若林庄吉」とあり、建築年代が明確で佐渡島内において最古の部類に属する堂である。